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更年期をハーブで乗り越える

更年期・・・私の場合

更年期ってよく聞く言葉ですが、あまりピンとこない言葉でもありました。

閉経前後の10年間のことを言うらしいのですが・・・50歳を過ぎた私、
特別な身体の不調もなく過ごしてきました。
50歳を迎える前くらいから、それまで28日周期できちんと来ていた月経が
45日で来たかと思うと2週間で来たり・・・
『乱れてきたな』と思っているとこの1年くらいは25日周期くらいのきちんとした周期で月経が来ていました。
ところが、そんな私の身体に『更年期』のホルモンの乱れからくる身体の変化が現れました。まだ現在進行形なので、少しずつ更新していきたいと思っています。

更年期のホルモンの乱れからくる過長月経

この4カ月くらいの間に2度ほど、月経の2日目か3日目にレバー状のわりと大きな血の塊が出ることがありました。本当に大きな塊で、出産のときに赤ちゃんを産み落とす瞬間のような、ぬるっとした感じでした。
びっくりするくらい大きな血の塊が、その2か月後にも出て不安になりインターネットなどで調べたりしたところ、

「生理の時に子宮内膜がはがれたときに、本来ならば酵素の働きでサラサラした血液になるところが、ホルモンのバランスが乱れていて酵素の分泌が追い付かず、塊のまま体外に排出されてしまう」という内容のことが書かれていました。

『あ~、こうやって知らないうちに閉経を迎えるのだな。』などと思っていたのでした。

ところが!

その次の月経を迎えて、いつも通り4日ほどで出血が終わったかと思ったら、また出血し始めて、なんと24日間も出血し続けたのでした。

途中、2週間月経が続いたころから、なんだか頭がジンジンしてきて脳に血液が行き届いていないような感覚になりました。(思い込みかもしれませんが・・・)
『このまま出血が続いたら、どうなっちゃうの?もしかして病気?』ちょっと怖くなり、月経が21日間続いたころにやっと産婦人科の予約が取れて受診することが出来ました。

病院では、それまでの身体の変化のことを話して、念のために子宮体がんの検査をすることになりました。『もし、このまま出血が止まらず、検査結果にも異状がないようならばホルモン補充療法をしましょう。』と言われて帰宅。その3日後には、月経の出血が止まり、検査結果を聞きに翌週に病院を受診しました。

検査結果も異状はなく、月経の出血も止まったことから、お薬を処方されることなく様子をみることになりました。

お医者さんからは、『今回は、出血が止まったけれど、また繰り返すと思うよ。』と。そして、今回の症状については、『年齢的にも・・・そろそろ(閉経)だよね。年齢的に、子宮の機能が落ちてきているのだと思うよ。年齢が若い場合だと、脳の異常を疑うけれど、(私くらいの年齢ならば)脳は、ホルモンを出すように指示を出しているけれど、子宮の機能が弱ってきていてホルモンを出せない状態になっているの。それで、ホルモンのバランスが乱れて月経が止まらない過長月経という状態になっているのですよ。』とのことでした。

ひとまず、病気ではなかったので安心して帰宅したのでした。

その後も、すぐに2週間ほどで月経なのか出血しはじめ、10日間出血が続き、2週間後再び出血し8日間出血が続き、1週間出血していない状態で現在(8月12日)という状況です。

途中、身体のむくみが酷く、足がパンパンになりました。ふくらはぎがジンジンして皮膚が膨張して裂けているのではないかと思うように感じました。
私は1日のほとんどの時間、焼き菓子作りをしていて、長時間立ち続けていないといけないのですが、少しの時間を見つけては、身体を横にしていました。

ホルモンの乱れを体感。ホルモンのバランスが乱れると、身体ってこんなに不調を起こすのだなと感じました。

この間、私がしていたことは、ホルモンバランスを整える働きのある『チェストベリー』入りのハーブティーを朝にたっぷり2リットルほど作って、水筒に入れて常に飲んでいました。

そして、月経が始まると『チェストベリー』を『ラズベリーリーフ』に替えて、たっぷりのハーブティーを作り1日中水分補給として飲んでいました。

どうして『ラズベリーリーフ』にしたかというと、ラズベリーリーフには子宮の周りの筋肉の収縮を促す働きがあるのです。『安産のためのハーブティー』なので出産を真近に控えた妊婦さんにオススメのハーブティーなのですが、

加齢で衰えてきた私の子宮の収縮に役立つかも!?と思いました。
子宮の機能が衰えて、子宮内膜が剝がれた時に収縮する働きが弱くなっていて、出血が止まらないのかな・・・などと考えたのでした。


このハーブティーが良かったのか、だらだら出血が続く状態は無くなりました。
ただ周期は、確実に乱れていますが・・・

今回このような症状になり、ずっとインターネットで調べたのですが、閉経前に、私のように出血が長く続く人のことが、ほとんど見当たらなかったのです。

現在進行形で綴っているので、この先どのようになっていくのかはわかりませんが、同じような症状でいる方のお役に立てればな・・・と思っています。

前回の投稿から2カ月がたちました。今日は、10月11日です。これまでの状況を綴ります。

8月2日の月経から数えて、14日目に排卵痛のような痛みがあり、少量の出血。8月の月経開始から数えて34日目に月経が来ました。1週間くらいの出血。ちょっと月経期間は長かったけれど、普段の月経の感じでした。それから38日たっての今日です。

産婦人科を受診したときに、過長月経の原因として考えられるのは、無排卵状態だということ。
卵巣機能の衰えからホルモン分泌が不安定になり、卵巣から卵子が出てこなかったために、子宮内膜がうまく剥がれず厚くなりすぎるために大量出血 するということが起こるそうです。

この無排卵状態って、ホルモンバランスの乱れから起こるそうなのですが、ホルモンバランスの乱れが起こる原因のひとつが、ストレスです。

実は、私は今年の6月から8月にかけて、過度のプレッシャーを感じていました。ちょうど生理が乱れて、出血が多かったり周期が乱れまくっていたのが6月から8月。

9月になり、そのプレッシャーから解放された途端、ピタリっとそれまでの生理周期の乱れや出血量の異常がなくなりました。

閉経前ということもあるのでしょうけれど、ストレスというものがこれほどまでにホルモンバランスを乱して身体に影響を及ぼすなんて、本当にビックリしています。

心の状態を整えるということは、必要なことですね。

更年期にオススメのハーブ『チェストベリー(チェストツリー)』

20世紀に入り、科学的な研究が進む中で女性ホルモンのバランスを整える作用を持つことが証明されました。チェストベリーはホルモン中枢である脳下垂体に直接作用して、黄体形成ホルモンの分泌を増やし、卵胞刺激ホルモンの分泌を抑制します。これによって、月経過多や胸の張りやむくみなどの症状を緩和するので、生理前症候群(PMS)や更年期障害の両方に用いられます。
女性ホルモン様作用ではなく、ホルモンを分泌する機能を調節する作用を持つことが特徴です。

チェストベリー(チェストツリー)の安全性について

妊娠中の人や子どもは使用を避けてください。 ホルモン補充療法などの治療中の女性も使用は控えたほうがよいでしょう。

  1. 少量を使用した場合、チェストベリーの忍容性はおおむね良好であると考えられます。副作用の多くは軽度で、悪心、頭痛、胃腸障害、そう痒などがみられます。
  2. 妊娠中または授乳中のチェストベリーの摂取は、安全ではない可能性があります。
  3. 乳がんや子宮がん、卵巣がんなど、ホルモン感受性が高まる症状・疾患を有する女性がチェストベリーを摂取すると、安全ではない可能性あります。チェストベリーは、避妊薬(ピル)、パーキンソン病薬、精神病薬などの薬剤と相互作用を有する可能性があります。薬を服用している人は、チェストベリーを使用する前にかかりつけの医療スタッフに相談しましょう。(厚生労働省ホームページより)
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一般的な更年期の症状について、下記に綴っていますのでご参考になれば幸いです。

更年期障害の症状

更年期のさまざまな症状は、「卵巣機能の低下」だけでなく、「環境的要因」「本人の気質」などが複雑に絡み合って起こるといわれています。

自律神経のバランスが崩れることが原因で起こる症状

ほてり、のぼせ、発汗、寒気、冷え、動悸

全身的症状

疲労感、頭痛、肩こり、めまい

精神的症状

情緒不安定、イライラ、怒りっぽい、抑うつ気分、不安感

その他の症状

腰痛、関節・筋肉痛、手のこわばり、むくみ、しびれ

ハーブは、自律神経のバランスが崩れることで起こる症状や精神的症状に対して
有効に活用できそうです。
どのようなハーブが良いのかをみていきましょう。

更年期の不調を緩和するハーブ

情緒不安定やイライラ、抑うつ、不安感に

セントジョンズワート

セントジョンズワートは、近年の科学的研究が進んだおかげで、抑うつに対する効果が確認されています。更年期の抑うつや気持ちが落ち込んだ時などに活用すると良いですよ。

セントジョンズワートは、お薬の身体の中での代謝を高めてしまうので、他のお薬を服用中の方は、おすすめできません。
それ以外の方でしたら、一番簡単な方法はハーブティーとして飲むことです。

セントジョンズワートハーブティーの飲み方


セントジョンズのシングルハーブティーの味は、少し苦みを感じます。
シングルハーブティーで飲んでも良いですし、他のお好みのハーブティーとブレンドをして飲んでも良いと思います。

セントジョンズハーブティーの淹れ方【1杯分】
<用意するもの>
セントジョンズワート    ティースプーン山盛り1杯
熱湯(95℃~98℃)    150cc~180cc
ティーポット
茶こし
ティーカップ

<淹れ方>
①ティーポットにセントジョンズワートを入れて、熱湯を注ぐ。
②ティーポットの蓋をして3分蒸らす。
③茶葉が入らないように茶こしを使い、②をティーカップに注いでお飲みください。

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ジャーマンカモミール

一般的に、鎮静効果がありリラックス作用があると言われているカモミール。
とても万能のハーブで、胃の痛みからホルモンバランスを整えたり、気持ちをリラックスさせたり・・・いろいろなことに対応できる万能なハーブです。

その頼もしさと包み込んでくれる優しさは『マザーズハーブ』と呼ばれることからもわかりますね。

私にとってカモミールは、精神的に疲れた時に頼る頼りがいのあるハーブなのです。
どうにも気持ちが落ち込んでどうしようもない時。
誰かに頼っても解決するものでもなく、かといって自分の心の中だけではとても対処できないくらい辛いと感じる時。

そんな時って、ありませんか?

自分自身の事で苦しむというよりも、子育てで頭を悩ませ苦しくて辛い時がありました。自分のことなら、自分でどうにか対処できるけれど、子供の事となるとそうもいきませんでした( ;∀;)

起こったことは事実だし、それを受け入れるしかない。けれど、自分の心では抱えきれないほどの辛さをどう対処したらいいかわからないときに
私は、カモミールに頼りました。

静かな時間にカモミールティーを入れ、立ち昇る甘く優しい香りを感じながらゆっくりと味わう。
そうすると、不思議なのですが気持ちが落ち着いてきて、悲しみの渦中ではなく一歩外側から現状を見つめることが出来ました。

気持ちが冷静になれたんです。

悲しみのどん底で悲しみの渦に飲まれて苦しまなくて済みました。

私は、カモミールに救われました。

シングルカモミールティーでももちろん良いですし、もっと美味しく飲みたいなという場合は、カモミールをブレンドしたハーブティーもオススメです。

こちらのハーブティーは、カモミールやリンデン、レモングラス、ラベンダーにステビアでほんのりと甘みを付けて美味しく仕上げています。

こちらは、カモミール、レモンバーム、リンデン、パッションフラワーでブレンドした気持ちを落ち着けてくれるハーブティーです。

豊富なハーブの知識を活かしたハーブ薬膳の提案をしています
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