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肌荒れややけどの肌に『カレンデュラ』

空気が乾燥しているこの時期、肌が乾燥しませんか?ハーブの保湿効果の成分を利用して、簡単に手荒れや傷ややけどの肌をケアすることが出来ますよ。
自分で育てたハーブならば、より安心に使用できますね。
今回は、カレンデュラについての効能やオイルの作り方、育て方(現在進行形です)についてご紹介します。

カレンデュラ(ポットマリーゴールド)

学名:Calendula officinalis

英名:Marigold

別名:ポットマリーゴールド

和名:トウキンセンカ

科名:キク科

使用部位:花部

カレンデュラの名前の由来

カレンデュラは、花が春分のころから咲き始めたことから暦(カレンダー)にちなんでついた名前です。金盞花(きんせんか)という名前は、「盃に見える花」ということでつけられたそうです。和名のトウキンセンカは、唐金盞花と書き、中国からきた金盞花という意味です。英名のポットマリーゴールドの、ポットは食用という意味があります。

カレンデュラ効果・効能

古くから、胃潰瘍や黄胆、喉の炎症やけがややけどに用いられてきました。

抗菌作用や抗真菌作用や、ヘルペスなどに対する抗ウイルス作用がありますよ。
傷を修復する作用があります。

オイルにハーブを漬け込んで成分を抽出したものを、インフューズドオイル(浸出油)といいます。
カレンデュラを漬け込んだインフューズドオイル(浸出油)は、傷の修復をしてくれるので手荒れや火傷の肌に塗ってケアするために使用することができますよ。

カレンデュラのインフューズドオイル(浸出油)の作り方

カレンデュラインフューズドオイル

【用意するもの】100㎖分

保存瓶          150㎖くらい

カレンデュラの花びら     適量

植物オイル        120㎖くらい

【作り方】

①保存瓶に、瓶の1/3~1/2程度のカレンデュラの花びらを入れる。
②①の瓶の8分目くらいまで、植物オイルを注ぐ。
③蓋を閉めて、2週間ほど漬け込む。
 *1日1回ほど、瓶を振ってカレンデュラの有効成分がオイルに溶け出すのを   手助けする。
④2週間たったら、ハーブを取り除くため別の保存瓶にオイルだけ移します。
 *私はそのまま漬け込んだままで使用しています。
 *漬け込んだオイルは、3か月を目安に使い切るようにします。
 *オイルは酸化しやすいものもありますので、酸化臭がしたら使用するのをやめてくださいね。

オイルは何でもよいの?

マッサージオイルとして使用できるものを選んでください。私は、敏感肌な赤ちゃんからお年寄りまで使用できるホホバオイルを使用しています。ホホバオイルは、保存期間が他のオイルに比べて長いので、使いやすいと思います。

妊婦さんは使用していいの?

カレンデュラの禁忌は特にないため、妊娠中でも使用することが出来ます。
妊娠線予防として使用しても良いですね。

カレンデュラの育て方

カレンデュラの種類

カレンデュラの種類は数多くありますが、原種は15種類だけです。

トウキンセンカ(唐金盞花)と呼ばれるオフィシナリス種が、最も多く栽培されていて、ハーブとして利用できる原種です。
これは、薬用、食用として利用することが出来ますよ。
その他にはホンキンセンカ(C.アルペンシス)という種が多く栽培されています。

カレンデュラは、南ヨーロッパが原産国で一年草のハーブです。秋に植え芽を出し冬を越して春に花を咲かせます。

今年は、種から育ててみようと思い種を購入してみました。

『カレンデュラ・オフィシナリス』と書いてますね。食用キンセンカとも書いてあるので、安心して栽培してハーブティーとしても利用できますね。

種を取り出してみました。

大きめの種ですね。5mmくらいあります。

種まきの時期は9~10月又は2月~4月です。今は2月。早速種まきをしてみたいと思います。

このような小さめの苗床に1粒ずつ種を蒔きたいと思います。

種まき用の土を入れます。一度土を入れた後に、指でぎゅっと押してさらに土を入れます。土の中の空気をしっかりと出し切るのがポイントです。

種を蒔く前に、土にしっかりと水を含ませます。
種を植えた後に、種が乾燥してしまうと発芽しなくなるのでしっかりと水を含ませるように気を付けます。

種を一粒ずつ土の上に乗せていきます。その後、土を軽くかぶせて
手で土を押さえます。
霧吹きでしっかりと土を湿らせます。

ここ最近暖かい日が続いていて、今日の熊本の気温は日中は20℃くらいでした。

今日は、2月20日。何日後に発芽するでしょうか。
ちゃんと発芽しますように(^_-)-☆

2月23日。種まきから3日後。
6割ぐらいの種から芽が出ました。

種まきから4日後(2月24日)

昨日からぐ~んと芽が出てきました。

7日後(2月27日)

双葉が更に大きく成長してきました。

一緒に植えているヤグルマギクも同じように元気に育っています。
11日後(3月3日)

小さな苗床で窮屈そうだったので、ポットに植え替えました。

16日後(3月8日)

双葉の間から小さな本葉が顔を覗かせています(*’▽’)

27日後(3月19日)

なんだか忙しくて、ポットに入れたままほったらかしに・・・
早く地植えしてあげなくては(;^ω^)

4月20日

地植えしてからしばらく経ちましたが、カレンデュラはあまり成長していません。。。

一緒に地植えしたヤグルマギク(写真後方)は、大きくなっているのに。

コンパニオンプランツとして

線虫忌避作用・・・野菜の根を線虫から守る働きがあります。
          大根・トマト・ナス・ブロッコリー

*マメ類へは不向きで豆類の収穫が望めなくなるそうです( ;∀;)

カレンデュラこぼれ話

「貧乏人のサフラン」『エジプトサフラン』とも呼ばれ、花弁がサフランの代用として利用されていたそうです。

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